ピロリ菌ってなに?
正確にはヘリコバクター・ピロリと呼びます。
胃の中にいる細菌で、胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍の発生に深く関係しています。
欧米では胃癌の原因とも言われています。
○ 検査方法は?
一つは内視鏡で直接胃の粘膜を検査します。胃の中のアンモニアを検査することでわかります。
もう一つは特殊な尿素を飲み、その後に呼気中の二酸化炭素を測定します。
○ 治療方法は?
酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬とペニシリンなどの二種類の抗菌剤を同時に使用します。治療期間は7~14日程度です。約二ヶ月後に判定します。90%以上の効果が期待できます。
今のところは、検査も治療も保険の適用外です。近い内に保険適用となるでしょう。
潰瘍を繰り返す方、いつも胃がただれていると言われている方は、いまの内から内視鏡のできる専門医で相談しておきましょう。