下痢症と食事について
これから、冬の期間は吐いたり下痢をする患者さんが多くなります。
ほとんどが、ウイルスによるもので「口からうつる」病気です。突然吐き始め、続いて水のような下痢(レモン色~白色)になります。熱が出ることもあります。だいたい一週間くらいでよくなります。吐き続けるときや脱水が強いときは、点滴や入院が必要になることもあります。吐いている間は、何も飲ませず落ち着いたら水分から始めて下さい。
次に簡単な、調理方法を挙げます。
◆ 殻類・・ご飯は全がゆ,軟飯にします。
うどん・パンもよく,トーストにマー ガリンは消化のよい組み合わせです。
◆いも類・・食物繊維が多く含まれていますが,水溶性なので使用できます。
◆果実類・・一般に水溶性の食物繊維を多く含んでいます。
◆魚介類・・カキ以外の貝類は避けます。
◆肉類・・はじめは、避けます。
◆卵類・・調理は半熟を基本にします。
◆大豆製品・・豆腐はよいのですが,一般に豆類は発酵しやすいので避ける。
◆乳類・・牛乳をそのまま1本という方法は避けます。ヨー グルトがおすすめです。
◆油脂類・・フライ,てんぷらは油を多量に摂取することになりますので避けます。
◆野菜・・熱を加えて使用します。野菜の摂取量が多いと,食物繊維が多くなります。
◆海藻類・・食物繊維が水溶性です。良く嚙むことですが「ひじき」などは避けます。
外出から帰宅しましたら、手洗い、うがいをしましょう。そろそろインフルエンザの季節でもあります。ワクチンは済みましたでしょうか。